
税関手続き

商品の販売を行っている場合:
物品の取引申告書 (DEB)の提出義務が生じます。
物品の取引申告書とは:あるEUの加盟国から別の加盟国へのすべての商品の移動を申告します(商品の出荷・入荷状況)。税関の統計目的のために当申告書の送付が必要です。一定の売買額を超過すると、毎月当申告書の提出義務が生じます。

サービスを提供している場合:
サービス業務欧州申告書 (DES) 提出が生じます。
サービス業務欧州申告書とは:ある加盟国から別の加盟国に対して行われたすべての役務をまとめたものです。統計目的のため税関に送付する義務があります。また、最初のサービスが提供されてから毎月当申告書の提出義務が生じます。

商品の輸入の場合
フランスで購入した商品がEU圏外の国から発送された場合:
• 輸入VATのリバースチャージ制度の導入により、フランスのVAT番号が必要です。
• また、EORI(Economic Operator Registration and Identification)番号の取得が必要です。この番号は、企業を特定するためのものです。

商品の輸出の場合
通関輸出書類の現行法との適合性を確認する必要があります :
• また、EORI(Economic Operator Registration and Identification)番号の取得が必要です。この番号は、企業を特定するためのものです。

通関業務の最適化をお考えの場合
いくつかの特別な制度があります:
• EORI番号: 事業者等を特定する番号で、事業者が輸出入業務を行う際に必要です
• 再輸出加工: EU域内企業が、修理や改造を行う目的で、関税や輸入付加価値税を納付することなく一時的に域外から商品を輸入し、修理や改造後、再輸出することを認める制度です
• 再輸入加工: EU域内企業が、関税や輸入付加価値税を納付すせずに、一時的に商品を域外へ輸出し、その商品を修理・改造した後、再輸入することを認める制度です
• 保税蔵置場: EU域内企業は、EU域外からの商品を税関の監視下、将来域外へ再輸出するまでの間、輸入付加価値税や関税を納めることなく、蔵置することができます
Etes-vous déjà Opérateur Economique Agréé ?
AEO(認定事業者)制度
現在では、AEO(Authorized Economic Operator)資格の取得が強く推奨されています。この制度はEUで業務を行っている事業者に与えられ、税関は事業者を容易に特定し、個別化・簡素化された手続きの優遇措置を受けられるようになります。当制度の目的は、通関手続きの迅速化です。AEO資格の取得は、お客様の安全な取引の前提条件です。